ドローイング_猫

生命を育むジャイアントケルプの森に私はラッコと潜る …ラッコ? あれ?私が話しをしている相手はラッコだったっけ?ジャイアントケルプは昆布じゃなかったっけ? まぁ、いいか。海は雄大だし、昆布なのかワカメ…

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戻った海では猫が巨大な区画に拾ったであろうワカメを敷き詰めていた せっかくの海岸が台無しだ 真っ黒じゃないか、 異様なモノリスのように海岸に真っ黒の区画が敷かれる 磯臭い。 作業を続ける猫に話しかける…

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そしてそういえばなんで少し前、私は虚無に惹かれてしまっていたのだろう、 まぁ何年も生きていればたまにはそういう時期もあるものだ、ことさら病む性質というわけでもないと思うが、そういう時期を経験しないほど…

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物語りの終わり、中断とはどこのことなのだろう 本という単位で括ればそれは最後の頁になるのかもしれないが、例えばその本の感想が別の場所で書かれたりと、なにか語り継ぐような、会話として考えてみたら終わりと…

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物語りの中断した場面、その海に時間は巻き戻る 猫は波打際で拾ったのか?ワカメを頭に乗せて戻ってきた ?…お前、、なにを、、いや、触れない。触れたらこちらの負けだ。 猫は何事もなかったようにワカメを頭に…

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そういえばこれも忘れていた、海の先にはなにがあったのだろう なにが起きるのだろう、なにが起これば理想なのだろう 天井を眺め照明から壁に向けてのグラデーションをなぞる、わりかし良い傾向だ。 外出する気が…

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そういえばしばらく記憶から風景が抜け落ちていた。なにを見ていたのかよくわからないが、日常の行き来にあるものとして以上結局なにをも見ていなかったのだろうと考える 違う、それ以上を見出さなかったのだ 余裕…

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表現するということは、相手に対し形式の信頼を前提としないとそもそも成立しないと信じていた。概念、文法の共有を信じているからこそ相手に躊躇いなく言葉というものを発し、それが絵画として捉えられることを信じ…

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猫との出会いの合間に、私は毎日の仕事に戻る、そしてそのルーチンの中でそれが、仕事そのものが持っている楽しさという在り方にふと気がついてしまう、ルーチンというニュアンスと正反対の価値、 なにかを良くして…