トークトゥカンバスウィズミー

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これっきりエンナーレ@武蔵小金井
2013年10月30日(水)-2013年11月10(日)
小金井アートスポットシャトー2F
での出品

トークトゥカンバスウィズミー
キャンバス(対話文の書かれたもの 図像の描かれたもの セット)のインスタレーション

展覧会テキスト
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《 トークトゥカンバスウィズミー》

中心を意識するように塗られ、その上に会話がかかれた大きなキャンバスと文字がかか れているようにも見える小さなキャンバスが、所々に置かれています。これらの会話は、 誰と誰によるものでしょうか。また、大きな 6 つのキャンバスは連続しているのでしょ うか、それぞれ別個のものでしょうか。伝統的な絵画の多くは、なかに物語のワンシー ンを描き込んできました。そこには描かれたあるメッセージが存在していたと言えるで しょう。しかし、これらのキャンバスは一つの物語に収束するのではなく、妄想やひと りごとのようにも思えます。まるで、画家がキャンバスに長時間向かう行為が、支持体 に対面して浮かぶ無数の虚実混交な対話をかきとめるものだということを提示している かのようです。

テキスト 慶野結香