20210924

カレーがうまくできた。有識者の言葉では、パウダースパイスの焙煎は香りが飛ぶからとネガティヴに書かれているけど、クローブパウダーの焙煎は、これ別ものではないのだろうか?この焙煎時の香りは煮たときなんかと質が違うように思うのと、その香りの強さとしても、もの凄いものと思うのだけれど。(ホールでの焙煎はまだ試してない。)

甘苦い煙に咽せながら、この香り、なにか嗅いだ記憶のあるものと思い、思い出した。お焼香だ。 簡単に調べてみたら、やはりお焼香のときのお香の中には丁子が入っていたりするらしい。そこでは、完全に焦がして出した香りということになる。

書かれたいろいろな情報通りに考えていくならば、単に自分が焙煎をしない行程では香りを引き出せてないだけということなのかもしれないが、焙煎をしたパウダーを使用した場合の口に入れた瞬間、初めに広がる甘苦い香りの印象の強さ、そして少なくとも実際そうやって出来上がったものは美味しいものになっている。自分の欲しがっている味の方向性としては、充分、及第点になっていると思う。(あくまで及第点としておく。)

ホールでローストしてからパウダーにしているというスリランカのトゥナパハを買っておいてあるので、これはこれで次回にでも試して違いを考えてみることにでもする。