随筆

批評は絶対必要なことなのだと思う、けれど、先にも書いたけど作ることに対するとネガティヴなエネルギーだと思っている(作る側にはとくに)

こうやってそのような文章を書いていると、一見質量は増えているようで、見ている先はそれ自身でしかない。例えば美術に対する言葉を書いたところで、内側に内側にモチーフが入れ子状になっていくだけで、美術に対する言葉しか喋れなくなってきてしまう、それは真空状態みたいなことだ、文章は増えていない(もちろん、こんなことを延々くだをまいているような場合の話、ときおり振り返るべきとは思うし、これはまさにそれ)

しばらくうっすらと感じていたことと、最近の出来事やら話してきたことやらいろいろが合わさってなんかふと感じたのは、写実というのは(写真みたいにものを描くとかそういうのでなく)外に対して自分を開いたときに起きる事柄なのではないかと思ったのだった、世界に接して起きる事柄なのかなと

今更、描写などやる気は勿論ないのだけど、これはなにかを作るときに先ず最初に起きていることを自覚できる意識なのでは、と

かなり重要なことな気がする