随筆

なんでか、最近映像を扱う機会が妙に増えてきている。媒体として新しそうな雰囲気が魅力あるから(別に新しいものではないのだけど)ずっとなんとなしには触ってきているのだけど、自分の作品ではそれほど積極的には使っていない。

なんというか、インスタレーションの持っていた虚構とか作為のレベルを下げて、日常への浸透によるスケール感を持つ価値観に染まっていたというか憧れていた経験からなのかどうしても反発してしまう部分がある

プロジェクションなんてしたらエンターテイメントというかフィクションというか、そういうの以外にどう感覚できるのよ、って思ってしまうところがあって

そんなだから簡素な素材やら日常的な(日常的に捉えられるくらいの時間を経過した)素材に振りがちなのだけど、

やっぱり面白いなぁとまたなにか使えないか考えようと思う。意外と自分の求めるものがちゃんと作るものなんだなと思ってきたのもこの気分の変化なのかもしれない。

そんな折職場でダムタイプの講義があって、やっぱり格好良いなぁと、まんまとやられてしまったのだった