ドローイング_ラッコ

ではホタテはどうなる、彼らは言葉を持たない

だから否応なく我々の食料になる、それでも彼らは生きようしているようだし滅びていない。いや、滅び始めているのかもしれない

それでは、私たちは食べるのをやめて死ねるのか?生きようとしてるじゃないか、しっかりと食事をして

偽善的だと思ってしまうのさ、私だって私だけを愛しているわけではないし、群のラッコには死なないで欲しい、できることならラッコもホタテも猫も全てが平等に生きられればと考える、でもプライオリティとして真っ先に私は死ねないという選択があるのを無視することはできないのだ、違うか?

なんだか村上龍みたいになってきたな

自ら死を選択する個体は優しすぎるのかもしれないな、私はそのような気持ちは理解できないが、外の世界より先に個体の中ですでにカテゴリーが戦っているのかもしれない、いくつかの人格として。

私は、私を食べようとする種が現れたらそれを殺す選択をするよ。

パチパチパチ